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ホンダ、トヨタの水素エンジン研究プログラムに参加

2023-05-19

外国メディアの報道によると、カーボンニュートラルへの道として水素燃焼を利用するというトヨタ主導の取り組みは、ホンダやスズキなどのライバルも支援しているという。日本の軽自動車およびオートバイメーカーのグループは、水素燃焼技術を促進するための新たな全国キャンペーンを開始した。


ホンダとスズキは、川崎重工業とヤマハ発動機とともに、軽自動車、オートバイ、船舶、建設機械、ドローンなどを含む「小型モビリティ」向けの水素燃焼エンジンの開発に取り組む。

水曜日に発表されたトヨタ自動車のクリーンパワートレイン戦略に新たな命が吹き込まれている。クリーンパワートレイン技術においてはトヨタがほぼ単独でいる。

トヨタ自動車会長の豊田章男氏は2021年以降、水素燃焼をカーボンニュートラルへの手段と位置付けている。日本最大の自動車メーカーは水素燃焼エンジンを開発し、レーシングカーに搭載している。豊田章男は今月富士スピードウェイで行われる耐久レースで水素エンジンを運転する予定だ。

2021年になっても、ホンダの三部敏宏CEOは水素エンジンの可能性を否定していた。ホンダはこの技術を研究したが、それが自動車に応用できるとは考えていなかった、と同氏は語った。

現在、ホンダはペースを調整しているようだ。

ホンダ、スズキ、カワサキ、ヤマハは共同声明の中で、Hydrogen Small Mobility and Engine Technologyの略称であるHySEと呼ばれる新しい研究団体を設立すると発表した。トヨタは、大型車に関する研究を活用して、パネルの準会員を務めることになる。

「次世代エネルギーとされる水素自動車の研究開発が加速している」という。

両パートナーは専門知識とリソースを結集し、「小型自動車用の水素燃料エンジンの設計基準を共同で確立する」予定だ。

4社はいずれも大手二輪車メーカーであり、ボートやモーターボートなどの船舶に使用される船舶用エンジンのメーカーでもある。しかし、ホンダとスズキは、国内四輪車市場の約40%を占める、日本特有の人気のサブコンパクトカーのトップメーカーでもある。

新しいドライブトレインは水素燃料電池技術ではありません。

その代わりに、提案された電力システムは内燃機関に依存し、ガソリンの代わりに水素を燃焼させます。潜在的な利点は、二酸化炭素排出量がほぼゼロになることです。

新しいパートナーは可能性を誇る一方で、大きな課題があることも認めています。

水素は燃焼速度が速く、着火範囲が広いため、燃焼が不安定になりやすい。また、燃料貯蔵容量は、特に小型車両では限られています。

同団体は、「これらの問題に対処するため、HySEのメンバーは基礎研究の実施、ガソリンエンジン開発における豊富な専門知識と技術の活用、協力することに尽力している」と述べた。



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